2017年4月5日水曜日

精神覚醒走女のオオサキ 19話文章の一部

ACT.19「サクラの妹たち」
[chapter:読んでくれる皆様へ]

 この作品はフィクションです。この作品に登場する登場人物や出来事はこの作品だけの架空のもので実在しません。
この作品は公道での自動車レースを題材にした作品ですが、実際には公道レースは犯罪なので真似をしないようにしてください。

・(公道での自動車レースは道交法68条で2年以下の懲役又は50万円以下の罰金、もしくはその両方を受けます)

・なお、この作品は犯罪行為を助長しません。

・あと、この作品の影響で車に興味を持ちだしてもいいですが、実際に車を運転する際は事件事故をおこなさないよう交通ルールを守り、安全運転をして下さい。
 
・もし事故を起こした時や迷惑運転は自己責任です。作者は保証しません。
事故を起こしたら自動車メーカーやパーツメーカーをイメージダウンさせるといった迷惑を掛ける場合もあります。

・また、作者は無免許なので走りの描写に注意してください。

・特殊能力要素や同性愛要素などが含まれるので苦手な方は注意するように。 

1
 ――415日の水曜日深夜、赤城山(県道16号上毛三山パノラマ街道)ダウンヒルスタート地点の駐車場。
青いジャケットに茶髪で長身の女性・雨原芽来夜、緑髪ポニーテールの少女・葛西ヒマワリ、オレンジ髪のツインテール少女・葛西モミジの3人がいる。

 この3人のいる駐車場に3台のクルマがやってきた。


 レクサスLFA風のエアロを身に付けた黒のZN686
R35GT-RのようなAeroを付けたV36型スカイラインクーペ
銀色に光るボディのGs仕様のマークX

これらのクルマには共通しているものは「EarthWindFire」のステッカーが貼られていることだ。

それらのクルマと窓越しのドライバーを見て、雨原たちは戦慄が走る。

それぞれのクルマから3人のドライバーが降りる。
 
 3人組のリーダー、谷村は軽いノリで弁慶のように立つ雨原に話しかけた。。

「よ、久しぶりだな!
 赤城最速でDUSTWAY最速の雨原さんよ!」
「お前たちになにしに来たんだ?」

「理由は簡単ッス!」

 堀内も割り込んで言う。

 続いて矢沢。

「バトルを挑みに来たのよ!」

 これが3人の挑戦状だ。

「バトルかあ!
 売ってやるぜ!
 勝ってに抜けたお前たちに負けないからな!
 オレのSW20の立ち上がりでやっつけてやるぜ!」

 好戦的にヒマワリは言う。
 さらにモミジも応戦し、
 
「勝手に脱退したことは後で後悔させてやるよ
 ボクとヒマワリ、サクラ姉ちゃんと雨原さんらと共に」

 それらに雨原も続き、

「売られたバトル買うぜ。
 時間は今度の土曜日、18日の11時の日程でお願いするよ」

 挑戦状を受け取ったのだった。
 指定するEarthWindFireは日程と段取りを覚え、バトルを行うことを認めた。
 

「土曜日11時、覚えておくよ。約束の日にはここに必ず来るよ!」

「いいぜ。その時はあたしたちが潰そうとしたことを後悔させてやるからな!

 谷村はその言葉にカウンター口撃を仕掛ける。

「後悔させるって?
 無駄だよ、あたしたちは車もパワーアップして、腕も良くなったからな!
 後悔させるって無駄だよ、おまえたちをやっつけてやるよ!
 後悔するのはこっちのほうだぜ!」
 と後悔するのは雨原のほうだと言う。

 雨原はその口撃には簡単に倒れない。

「いや後悔するのはお前こそだ!
 あたしはしばらくの間バトルでは本気出していないけど負けていないし、モミジとヒマワリはサクラの仇を取るために必死なんだ。
 返り討ちにしてやるからな!」

「返り討ちにするなら、やれるもんならやってみな!
 じゃあな!」

 これ以上は無意味と悟った谷村はZN6に乗って帰っていく。
 堀内、矢沢もこれに続き、それぞれの愛車に乗って帰って行った。

「あのチンピラ女、3人とも倒しておきたいぜ。
 なァー雨原姉ちゃんとモミジ!」

「よくないね、そういのうの。
 パワーアップしたとか、腕が上手くなったと言っても、ボクたちには勝てないよ。
 あいつらにはAURAを感じない。
 走り屋としてのオーラも、覚醒技のオーラも見えない。
 覚醒技の使えない奴らはボクら覚醒技を使える走り屋をナメている」

 双子の姉妹にある脳と口には3人に対する不満しか残っていない。
 ただし不満に埋まっている闘志は灼熱の溶岩のように熱い。

「ウェヒヒ、あたしたちに勝てると思ってるのか、谷村!
 DUSTWAYは潰させないぜ!」

 雨原もそんな気持ちだった。
 真正面からEarthWindFireからの進撃を防ぐつもりで迎えってやると、その柵を立てる。

 バトルが決まった瞬間からバトルの日まで時は進んでいく。

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